阪本 真一さん

School of International Studies – SIS –(国際教養講座)[上級時事英文講読(国際政治・経済)]

「欧米の知識人と四つに組んで仕事をするには」

30年以上前に日米の夜間コースに在学以来、米国留学を経て長い間英語を使い仕事をして参りましたが、「ハロー、ハワユー」のレベルを一歩でも過ぎると、巷に言われるような楽をして学べる英語なんてものは存在しないことを痛感しています。

英語は言うまでもなく国際語ですが、欧米の知識人たちと四つに組んで仕事をするには、畢竟優れた英文を論理、文体、語彙、用法も含めてしっかり読む、多読する、できれば声を出して朗読する等を日々積み重ねて、本物の英語が使えるようにならなくてはなりません。欧米の知識人たちは、相手の能力を判断する上で、相手がペラペラしゃべる事ではなく、適切な語彙を使って知的な文章が書けるか、論理的に話せるかどうかという事を我々が思う以上に重視しています。加えて会話の所々にユーモアのセンスを込めることができれば最高ですが、そこまで求めるのはちょっと酷かもしれません。

商業主義に走るいい加減な語学学校が多い中、良心的な日米会話学院で本物の英語を学んで、外国の知識人たちとの間に対等で相互に尊敬される人間関係を作れるような国際人になられる方々が増えたら素晴らしい!達人、大井学院長(当時)の講読クラスを受講して只今修行6年まだ途上、これからも宜しくお願いします(京都大学経済学部卒、シカゴ大学MBA、米国主要金融機関等でフィナンシャル・アドバイザーとして長年勤務。現在、大学非常勤講師)。