日米会話学院 お役立ち情報

ビジネス英語に関するお役立ち情報をお届けいたします。

どのような英語研修を実施したら良いか

  • 研修担当者向け
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社員向けの英語研修をすることは決まった、でもどのような研修をしていいのかわからない。
テキストを使って外国人講師を相手にビジネス会話の練習をしていく授業でいいのか。それ以外にはどのようなタイプの研修があるのか、初めての研修の際はわからないことだらけだと思います。
この記事では、いくつかのパターン別に研修例をあげてイメージを掴んでいただきます。

社をあげての英語力底上げ研修

全社員とはいかないまでも、対象者が大勢になるタイプの研修です。

会社がグローバル展開を開始した直後であったり、経営陣が外資に代わったなど、全社員に一定以上の英語力が必要になる場合に実施されます。 レベルは初級〜中級(TOEIC® 400〜500中心/ CEFR A2程度)であることが多いです。

また研修目的によって効果測定の内容も異なります。
たとえばTOEICスコアを上げるというシンプルな研修の場合、研修前後のスコア比較で効果測定ができますが、英語発信力の測定のためには、前後に適したテストを入れることが肝心です。

レベル別にそれぞれ内容の異なる研修を複数コース実施する場合が多くなります。それぞれのレベルの目標とそのためにやるべきことをあらかじめ研修参加者に示しましょう。目標を理解して研修を開始することはとても重要です。
社員数がとても多い場合は、一部の社員はEラーニングでの研修をする場合もあります。

1)日本人バイリンガル講師によるグループレッスン

初級レベルには日本人バイリンガル講師がお薦めです。
研修の最初から躓かないように、日本語も使える環境は重要です。分野やスキルを特定することなく、まずは英語の土台作りをします。

2)日本人バイリンガル講師と外国人講師が連携するグループレッスン

中級レベルでは引き続き土台作りが必要ですが、一歩進んだ研修が可能になります。
一般的なコミュニケーション力の向上とあわせて、ミーティングやEメールなどのスキル別の研修を取り入れることができるようになります。

どのレベルにも言えることですが、成功のポイントは参加対象者に「全員参加で頑張ろう!」意識を持ってもらこと、研修時間以外の学習も重要で、かつそれを継続することが英語上達への王道であることを認識してもらうことです。

いきなり研修に入らず、その前に講師も参加するオリエンテーションを開くことも有効です。このオリエンテーションでは研修に向けの心構えとして具体的な短期目標を示したり、目的達成への方法を紹介することによって研修を効果的に導入することができます。

弊学院の例を紹介しますと、「自立英語学習法セミナー」を最初に実施し、参加者のモチベーションアップと目標の明確化に役立てていただいています。

業務別個別スキル強化研修

個別のスキル強化研修では、海外取引先との関係強化、商品・サービス売り込みのための交渉、海外支社・本社とのやり取りなど、さまざまな業務に対応できるような研修が行われます。

スキル的にはテレカン・ミーティングといったスピーキングスキルを中心とするもの、Eメール・提案書作成などのライティングスキルを取り扱うものに大きくわかれます。
レベルはTOEIC 500 /CEFR B1程度から対応可能です。

英語の知識を向上させるのが目標ではなく、ポイントはあくまで仕事のツールとしての英語スキルを磨くことにあるので、徹底的に話す・書くという発信スキルを強化する研修を選ぶことが大切です。

スピーキングスキルコースでは参加者が発言する時間の多いコース、そして講師がタイムリーなフィードバックを個々の参加者に与えてくれるコースがお薦めです。ライティングスキルコースでは同様に多く書き、しっかり添削がされることが重要です。

また、研修の頻度が週に1回などと限られている場合、レッスン外の時間の英語学習が重要です。講師が適切な課題を与え、確実に課題チェックをしてくれることも成果の上がる研修の条件です。

グローバルビジネスマインド研修

語学力の基盤が確立していて、個々のビジネス英語スキルもそれなりに習得、本格的にグローバルビジネスのさまざまな分野での活躍を目指す方々に実施される研修です。
レベル的にはTOEIC 700/CEFR B2以上で、企業幹部・幹部候補生など組織の経営を担う方々に適しています。

この研修の目的は英語力向上ではなくビジネスの成功であり、そのために研修において重視されるのは英語を媒体としての情報収集力、クリティカルシンキング、分析力、問題解決能力などの強化です。
そして上級者は上級者なりの上達をしますので、さらなる英語力の向上も見込めます。

弊学院の例を一つあげますと、大手銀行で実施しているTalent Development Programがあります。名門ハーバード大学の学生・卒業生がアメリカ側から参加し、日本側参加者と少人数のグループに分かれて様々な事例を論じ合い、見解をプレゼンする大学院レベルのオンラインケーススタディプログラムです。

英語研修機関は今回挙げたパターン以外にも様々な研修コースを持っていますし、企業のニーズに即したカスタイマイズ研修も実施できますので目的に応じた研修の企画を依頼したらいかがでしょうか。

日米会話学院では75年以上にわたる実績をもとに、成功する研修のお手伝いをさせていただきます。

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