日米会話学院 お役立ち情報

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成功する英語研修とは(後編)

  • 研修担当者向け
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グローバル人材育成を目的とし、英語研修を導入している企業は数多くあります。しかし、そうした研修のすべてが成功を収めているわけではありません。

研修には様々な要素が絡んできます。それぞれの要素を明確に確定していくことにより、成果の上がる研修が実現します。今回の記事ではそれらの要素を洗い出し、それらを効果的に組み込む研修についてお伝えします。
(研修開始までのポイントについては「成功する英語研修とは(前編)」をご覧ください)

講師によるフィードバック

成果が上がる研修の必須要素です。研修対象者に対する個別フィードバックと研修全体の成果を図るコースフィードバックがあります。
短期研修なら研修後に、3カ月以上に及ぶ研修ならば理想的には研修中間と研修後にフィードバックがあると良いでしょう。研修中間のフィードバックは研修後半のレッスンプラン調整にも役立ちます。

研修の効果測定

研修開始時レベルチェックと研修後の効果測定の2本立てでしっかり研修成果を見極めましょう。
ただし、one day seminarなどの単発研修の際の効果測定は意味をなさないのでお薦めしません。

また研修目的によって効果測定の内容も異なります。
たとえばTOEICスコアを上げるというシンプルな研修の場合、研修前後のスコア比較で効果測定ができますが、英語発信力の測定のためには、前後に適したテストを入れることが肝心です。

リスニング・スピーキング力の測定にはVersant、 TSST、PROGOSなどが短時間で判定がでるため良いでしょうし、各研修機関オリジナルの評価テストもあります。一般受験できる試験ではないので、優秀な評価テストの場合、企業の中途採用者の英語力判定のために使用されることもあります。

研修担当者の役割

担当者の役割は講師の役割と同様に重要です。

研修の目的と研修対象者の状況をしっかりと研修受託組織の担当者に伝え、ともに研修内容を練り上げていく任を担っています。また研修開始後も、研修受託組織の担当者と協力しつつ研修参加者を見守り、要所要所で研修生に声掛けをするのが理想の研修担当者です。

さらに、研修終了時はしっかりと効果を確認し、研修受託組織の担当者と振り返りの機会を持つのも良い研修担当者の役割です。

研修終了時のフィードバックおよびその後について

研修後の対応は研修前、研修中に勝るとも劣らず大切です。

1つの研修が終わった後は必ず研修機関との打ち合わせがあります。実施した研修の効果によっては、さらに別の社員に向けての研修を実施することにもつながります。

その打ち合わせの際の主な留意点は以下の通りです。
1)効果測定の結果
2)講師からのフィードバック
3)研修参加者からのフィードバック

これらを検討することで、次回以降の研修改善につなげることができます。

またスキルアップを達成した研修参加者に対して継続研修を実施しない場合でも、研修後の効果的な自己学習法・自己学習教材などの情報を得て、参加者と共有することをお薦めします。

担当者は研修プログラム、講師とともに研修の成否をわける大切な存在です。研修受託組織の担当者との連携のもと効果的な研修を実施し、貴社の社力・社員力の向上にますます貢献をなさってください。

日米会話学院では75年以上にわたる実績をもとに、成功する研修のお手伝いをさせていただきます。

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