導入事例

プロロジス

働きがいのある会社ランキング3年連続ベストカンパニーに選出(物流不動産企業で唯一のランクイン人材育成・キャリア支援のトップに外部講師を招いて英語教育)

2015年~
英語研修スタート。「ビジネス英語」、「上級ライティング」、「英語運用力*」、「場面別ビジネス英会話」研修を実施。
2017年~
昼休みに気軽に楽しむ「フリートーク」研修を増設。現在はさらに「発音」研修を加え、全社をあげてオールラウンドな英語力向上に取り組んでいる。

バイスプレジデント 人事・総務室長 濱本勉様
人事・総務室 エグゼクティブ ディレクター 鎌田幸枝様

INTERVIEW

1プロロジス日本法人とは?

——プロロジス日本法人について、簡単にご説明をお願いできますでしょうか。

プロロジス:弊社は、賃貸用の大型物流施設を専門に開発・運営・所有する、物流不動産会社です。1999年に弊社が初めて「賃貸用の大型物流施設」の開発、提供をスタートしてから20 年、昨今ではネット通販の隆盛などに伴い、物流施設/物流不動産が世の中にかなり認知されていることは大変感慨深いです。本社が米国のサンフランシスコにあり、このビジネスモデルを欧州に次いで日本で展開した、というわけです。

——人材育成・キャリア支援の一環として新入社員へのメンター制度の実施、社内FA制度の実施、また時間単位で取得できる有給休暇などの導入など、いつも拝見していて社員様が働きやすそうな会社だと思います。モットーとして大切にされていることは何でしょうか。

プロロジス:「社員にとって働きやすい会社」にすることを人事担当としてのライフワークとしています。一人一人が力を発揮でき、働きやすい環境を整えることが、私たちの責務であると考え、日々働きがいのある会社でありつづけられるよう、work life balance を大事にしています。

2研修について

——英語教育が貴社人材育成・キャリア支援項目の重点事項に挙げられていますが、そのポリシーとはどのようなものでしょうか。

プロロジス:社員が必要な事柄について、必要なタイミングで提供できるよう心掛けています。その根底には各社員は指示を待つのではなく、当事者意識をもって日々の業務にあたってほしいという思いがあります。そのメッセージを込めて、例えばリーダーシップ研修については階層別に、全社員を対象に実施しています。

——英語研修スタートの発端はどのようなものでしたか。

プロロジス:2011年に同業同士であった旧プロロジス社と旧AMB社が合併し、それまで米国本社とのコミュニケーションは、マネジメントのトップ間にほぼ限定されていたものが、各部門の担当者間へと広がっていき、英語力の強化が必要となったことがきっかけです。

——当学院を選んでいただいた理由は何でしたか。

プロロジス:他の学校の研修も経験しましたが、講師を固定できない、講師の質に納得できない点があり、いろいろと調べ、見学もした結果、日米会話学院を選びました。まずは通学コースに通いましたが(濱本人事・総務室長自ら受講されています)、通学ではなく社内で学ぶことができたら、という希望も多く、社内での研修を開始し、現在に至っています。

——具体的にどういった研修をされているのでしょうか。

プロロジス:上級者向けのライティング研修、日米会話学院オリジナルメソッドによる発信力・表現力強化のビジネス編研修、昼休みを使ったネイティブ講師とのフリートーク(注1)などです。当初は中、上級レベルからスタートし、社内のリクエストに応える形でクラスを増やしてきました。昼休みに行うフリートークは1時間なので、参加人数は1クラス4名までの少人数に限定しています。
注1:フリートークはその日のトピックを講師が選定し、資料をあらかじめお渡しし、それについて話し合います。

——「発信力・表現力ビジネス編」のような 「英語の筋トレ的なコース」 と、「フリートーク」のような自由に自分のアイディアを話すクラスのという両極端の内容を同時に実施されている理由は何でしょうか。

プロロジス:発信力・表現力ビジネス編で基礎力をつけ、フリートークで使ってみるという形態が理想的だと思います。両方受講している社員もいますが、できる範囲で英語に触れていること自体が役に立っていると思います。英語を通じて様々な知識を吸収でき、世界が広がっていくのが楽しいです。(鎌田人事・総務室 エグゼクティブ ディレクターはフリートーククラスをご受講中です)
学院注:興味のある分野の知識を得つつ、語彙・表現・構文力を向上させていくのは理想的な英語学習法と言えます。

——研修参加者の反応を教えてください。

プロロジス:先生のお人柄がよく、先生と生徒のマッチングがとてもうまくいっており、教室外でも交流させて頂いています。
担当講師がハワイで結婚式を挙げた際は米国の先生の家族と連絡を取り、サプライズでディナーをプレゼントしました。また、クラスごとにターム終了後の打ち上げや、忘年会などを通じ、コミュニケーションを深めているようです。

——研修の成果はどのようなものでしょうか。

プロロジス:米国、ヨーロッパ、アジアの人事トップが集まるグローバル人事会議の際、米国本社の社員から「濱本、ずいぶん英語がうまくなったね!」と言われ、うれしかったです。(人事・総務室長ご自身の体験)
2019年10月には全世界のマネジメントクラス百数十名が参加するGlobal Senior Leadership Forumで学院の上級クラスに参加した2名がパネルディスカッション、プレゼンテーションを実施し、うち1名は、米国本社への投資家対象のプレゼンも行いました。研修はまちがいなく英語発信力の強化に役立ち、同時に日本法人のプレゼンスのさらなる向上に大いに寄与していると考えています。

——今後の研修はどのように展開される予定ですか。

プロロジス:外資系だけに英語の必要性は日々感じており、その点は社員にも伝わっていると思います。クラスの内容等も適宜見直し・アップデートしながら、現在研修を受けている社員には継続を、まだ参加していない社員には参加を呼び掛けていきたいです。